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小さな花アトリエ、ラムール・アン・カージュのブログです。アトリエでの日々のこと、フランススタイルのお花について綴ります。


by laec-fleuriste
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ほぼ完成!

ラムールの移転先の工事、内装・外装工事ともにほぼ完成しました。

ほぼ完成!_b0277166_191631.png



特注のガラスを使用した入り口のドアもようやくお目見えです。

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あと残っているのは看板の取り付けと店舗内のデコレーション作業といったところ。

こちらのテナントの1階はスペースが3つに分かれていて、ラムールがレッスン・装花作業をさせていただくのは写真左半分のスペースです。大きな窓を通してレッスンの様子を外からも見ていただけるようになっています。

より質の高いレッスンを行えるように、まだまだ考慮しなければならないこと、準備しなければならないことは山積みです。でも、この新しいアトリエで、またきっと新しい出会いもたくさん生まれるのだろうな、と考えるとドキドキワクワクします。(今後の予定の詳細が決まりましたら、こちらのブログにてお知らせさせていただきます。)


そして、

あと数回、書き残した記事をアップしましたら心機一転、ブログも新しくしたいな〜と思案中。(ホームページの方も以前作り直し始めた頃とほぼ同時に移転話が決まりましたので、ず〜っと作業をストップしたままの状態…。こちらもまた直さないと、ですね。←こちらは主人が頼りです

この秋はこれまで以上にまだまだバタバタしそうです。





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# by laec-fleuriste | 2013-09-11 20:37 | お花のお仕事
8月に参加しましたSachie先生のプロ向け集中レッスンレポート、2日目の記事の続きです。

午前のレッスンが終わり、ランチ(1日目と同じカフェにて。これも東京レッスン第1回目の皆様と同じですね♪)を先生、メンバーの皆様と楽しんだ後は再び午後のレッスンに突入です。

この日の午後のレッスンも午前と同じく、メンバーの方それぞれが市場で選んだ花材で、希望の作品を制作しました。私は再びブーケ・シャンペトルを作らせていただきました。

仕入れの段階ではグラフィックブーケに挑戦するつもりでいましたが、この日はこれまた市場であまりにも魅力的だったコスモスに目を奪われ、急遽シャンペトルに変更。これまでず〜っと作りたいと思っていたダリアとコスモスの組み合わせで束ねてみました。

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フウセントウワタにまだ扱い慣れていない私は結構苦戦しました…(汗;)
でも、とても好きな花材なのでやはり束ねるのは嬉しくて楽しくて仕方なかったです♪





ブーケの制作が終わると、いよいよ今回のプロレッスンのハイライト。
…そう、Sachie先生のデモンストレーションタイム(2作品分)です!



先生の鮮やかな手さばき、無駄ひとつない、滑らかな動き。
そして作業をしながらも、汚れを全く残さない美しい作業台の上。
プロレッスンその4─ 2日目午後_b0277166_1835237.png




軽やかに、(ヴァンソンさんのように)歌を口ずさみながら、
本当に楽しそうに、それはそれは美しいブーケを束ねるSachie先生。
先生の全身からその指先へと、お花への愛情が流れ込んで行くのがまるで目に見えるようです。
プロレッスンその4─ 2日目午後_b0277166_187569.png

チューベローズとマウンテンミントの組み合わせ。
香りの良い、白とグリーンのブーケ・シャンペトル。
やはり白・グリーンの組み合わせはこの上なく美しいと思います。




2つ目のデモのブーケはブーケ・ミニマム。
まさにパリのエスプリの結晶とも言えるブーケデザインです。
格好いい!の一言につきます。
プロレッスンその4─ 2日目午後_b0277166_18124459.png

これ以上花材を削ぎ落すことができない、それでいて非常に高度なテクニックを要するブーケ。
とにかく素敵すぎます。瞬きするのも忘れて、食い入るようにデモをガン見してしまいました…。
ブーケを束ねながらも、先生は私たちにパリスタイルのエスプリについてひと時も無駄にせず伝えてくださいます。
先生が身にまとう空気がまさに、パリ…そう感じました。




たくさんの花々、そして作品に囲まれた最強で最高で幸せな2日間は…
先生のデモンストレーションから生まれた、最高に美しい2つのブーケの完成とともに幕を閉じました。
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今回のレッスンでは2日間みっちり、集中して様々なテクニック・知識を伝授していただけたことはもちろんですが、それ以上に何よりも先生が惜しみなく全身で私たちに伝えてくださる花のプロとしての姿勢や"心意気"に触れられたことが何よりも貴重な体験だったと思います。

先生と、今回参加された他のメンバーの皆様の、花への尽きる事のない情熱に満ちた空間にご一緒させていただけたことは、この夏の最高の思い出となりました。

Sachie先生、皆様、本当にありがとうございました。
この宝物のような経験を、これからの花生活に生かしていけるように、これからもっともっと努力していきたいと思います。本当に、心から自由に花を楽しめるように…そして、もっと花と深く触れ合えるように!




これでレッスンレポートの記事はおしまいです。
長い長い記事になりましたが、最後までお付き合いくださいまして心から感謝申し上げます。ありがとうございました。





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# by laec-fleuriste | 2013-09-09 18:59 | 日々の出来事
Sachie先生のプロレッスン、いよいよ2日目のレポートです。

2日目のレッスンは早朝6時半に、先生とその他の受講生メンバーの方々と待ち合わせて市場へ。
この日は市場での仕入れ実践レッスンからのスタートです。

受講生各自、先生から提示された条件をもとに仕入れを開始。
皆さんとてもスムーズに仕入れをされ、(途中うっかり”ウットリ禁止令"を忘れて仲卸に並ぶ美しい花々に見惚れたりしながらも)とても楽しい仕入れタイムを過ごしました。

私が普段仕入れをしている市場でもあるので、仲卸でいつもお世話になっているスタッフさんが「今日はどうしてラフィネさんとラムールさんが一緒なんですか???」と目を丸くしていたのが面白かったデス。




仕入れが終わると先生のご自宅サロンへと向かい、一旦お花達を水をいれたペールに休ませている間に皆さんで軽くプティ・デジュネ(朝食)を。
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この日も先生はパリの香りを届けてくれる雑貨でおもてなししてくださいました。


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先生がご用意してくださった朝食もまさにパリスタイル。
美味しいカフェとともに、フランス産発酵バターとボンヌママンのレーヌクロードでタルティーヌにしていただきました♪




朝食を終えると水揚げの実習タイム。この実習内容は花を扱うプロにとっては本当に貴重な内容です。


水揚げを終え、お掃除を済ませると午前の制作実習に入ります。
この日は仕入れ・水揚げ実習がありましたので、午前のレッスンでは1作品のみの制作です。


…が、


私はこの段階でとんでもないことに気が付きました。
何と…午前の作品で使用する花材のひとつを市場に置いてきてしまったのです!
全くなんてダメダメな私…。

先生と他のメンバーの皆様に謝罪し、大急ぎで自分一人で再び市場に花材を取りに戻りました。(いつも通っている、"勝手知ったる"市場だったことがせめてもの救いでしたが…先生、皆さん、ご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。)


それでも何とか運良く最短時間で花材を取って戻ってきて作品作りをスタート。

この日の1作品目に私が制作したのは、やはりまたオアシスを使用しないテーブルアレンジのコンポジションです。

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この日市場で一目惚れした黒ニンジンと大好きなバンダを使って、土を見せるアレンジに。キューブ型花器4つで1セットのものを2つ制作しました。


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テーブルに土…日本ではおそらく、ほとんどのレストラン・カフェではNGを出されるだろうデザイン。それでも私はどうしても土を見せるテーブルアレンジを作りたい!という強い希望がありました。その思いが伝わったのか、Sachie先生からは「ジェラシーを感じる」との有り難いコメントが。



本日のレポートはここまでです。(中途半端なところで止めてしまいましてすみません。)次回がレポートのラストになります。

長い記事にお付き合い下さいましてありがとうございます。





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# by laec-fleuriste | 2013-09-06 22:05 | 日々の出来事
(Sachie先生のプロレッスン初日のレポートの続きです)


午前のブーケレッスンが終了すると、近くにあるカフェに皆でランチへ♪
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オーダーしたお料理がテーブルに運ばれてくる直前まで、全員ひたすら制作したばかりのブーケを外で撮影(というか激写…)。お料理もとにかくボリューム満点で、どれも本当に美味しいお品ばかり♪特にサラダのドレッシングは全員が絶賛でした!




お腹が満たされた後は再び先生のご自宅サロンへ戻り、午後のレッスンタイムがスタート。

午後の部はパリスタイルについての詳細な講義から始まりました。
(この講義のためにSachie先生がご用意して下さったテキストは、私にとって一生のバイブルです。)



講義が終わると再び実習タイムに。
午後の実習はオートクチュール・レッスン3作品の制作です。
先生が受講生各自の希望に合わせて花材・花器をご用意してくださる、まさに世界にたったひとつだけのレッスン。(本当に夢のように贅沢なレッスンです。)

私が今回先生にお願いしましたのはブーケ・シャンペトル、ブーケ・ド・マリエ、そしてオアシスを使用しないテーブル・アレンジのコンポジションです。花材の希望も前もってオーダーさせて頂きました。希望花材はグロリオサ、フウセントウワタ、バンダ(←こちらはパフィオに変更になりました)でしたが、どの花材をどの作品に使用するかは先生のご判断で決めて頂きました。



まずはブーケ・シャンペトル。
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アジサイ、アワ、ビバーナム・コンパクタのブーケにグロリオサを遊ばせて…初秋を感じる色合いのシックなシャンペトルに。



2作品目はブーケ・ド・マリエ。
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先生がブーケ・ド・マリエにヒマワリ”ココア”をお選びになったことに意表をつかれましたが、このデザインが思いっきり私のツボでした!何故だかとっても個人的にフィーリングの合う花材の組み合わせで"楽しいテンション"がMAXに!大人顔のブーケ・ド・マリエに一目惚れでした。(あ、ウットリ禁止でしたね…イケナイ、イケナイ。)


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ブーケのステム部分にはパフィオをbijou(宝石)のようにあしらって…




オートクチュールのラストはテーブルアレンジのコンポジションを制作。
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ダリア"黒蝶"とノバラの実にホリゴナムのフューシャピンクがとても映えます。ノバラの実も大好きな花材のひとつ。それぞれ趣の違う枝の曲がり具合に、いつも見入ってしまいます。(あ、ウットリ禁止令が!イケナイ、イケナイ。)



…と、プロレッスン初日はここで終了。
気がつくと辺りはすでに真っ暗。心地よい緊張感と楽しい気持ちとともにドップリ花に集中した長い1日の終わり。でも、やっぱりあっという間。疲れるどころか逆にパワーチャージされたような充実感に満たされたレッスンでした。

一緒にご参加された他の受講生の方々ともすっかり仲良くなり、気分はちょっとした夏合宿(←懐かしい響きデス)。

自分の作品作りについて、Sachie先生からきめ細かなご指導をいただけたことへの感謝はもちろんのこと、他の方々の作品も全て違う花材・デザインですので、それらの制作過程や完成作品を拝見させていただけたことも本当にいい刺激を受けました。皆さん、それはそれは素敵な作品を作られましたので、サロンの室内に溢れる花・花・花、に最後は本当に感動しました。←ここでようやくウットリ禁止令解除です(笑)



さて、プロレッスン初日のレポートはこれでおしまいとなります。レッスン2日目のレポートはまた次回に!

長い記事にお付き合いくださいましてありがとうございます。





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# by laec-fleuriste | 2013-09-04 18:26 | 日々の出来事
今日からいよいよ、RaffinéeのSachie先生によるプロ向け集中レッスンの様子をご紹介していきたいと思います。

2日間連続の過密なスケジュール(でもと〜っても内容が濃くて楽しい♪)だった今回のレッスンは、もうすでに諸先輩方のブログでもたくさんご紹介されています。私も自分の受講日直前までたくさんの記事を拝見し、先輩方の作品の数々にウットリしていたわけですが…

今回のレッスン、これもまたすでにご存知の方が多いかとは思いますが…レッスン中の合い言葉はズバリ、

「ウットリ禁止!」

…でしたね(笑)



それでは早速レッスンレポートを♪
今日は初日午前のレッスンの様子をお伝えしたいと思います。


私が参加させていただいたのは東京でのプロレッスン最後の回、29日・30日の2日間でした。

初日の朝はまずSachie先生がウェルカムドリンクでお出迎えしてくださいました。
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ドリンクに添えてあるナプキンは受講生の方それぞれのイメージでSachie先生が選んで下さったお色のもの。「ラムールさんだったら必ずこの色を選ぶでしょ?」とおっしゃられ、それはまさにビンゴでした!(実はSachie先生がお花以外の"超能力"をお持ちであることが判明!?した瞬間でした。もちろん他の方のお色も全てビンゴです!)



午前のレッスンは同じ花材でスタイルの違うブーケを3種制作。
まずはフラットブーケのテ・タ・テ(=テット・ア・テット)から。
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完成したブーケを再び解体し、今度はラフィネ・スタイル(Sachie先生が最もパリらしいと感じるブーケロン)に束ね直します。
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クラシカルな雰囲気のテ・タ・テに比べると花に動きが出て、よりナチュラルな生き生きとしたブーケロンに変わります。



そしてまたブーケを解体して、ラストにいよいよブーケ・シャンペトルに仕上げます。
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ブーケ・シャンペトルは「何となくフランスの田舎を感じさせる、野草等を束ねた野趣溢れるブーケ」…ということでは決してなく、非常に洗練された高度なデザインブーケです。




これまでのラフィネのレッスンでレクチャーしていただいたことのある内容でも、今回のように同じ花材を組み直してスタイルの違いをしっかりと体感させていただけたことは本当に貴重な経験だったと思います。

この段階でもうかなり頭の中はフル回転!
参加された皆様とレッスン中ひたすら「楽しい〜♪」と言い続けていたらSachie先生、
「そんなに楽しい?私の厳しさが足りないのかな〜?」
とブツブツ。

いえいえ先生、厳しさも緊張感もしっかり感じるレッスンでしたが、やはりそれ以上に花がどんどん息吹を吹き込まれて生き生きしていく様を見ているとやっぱりテンションがどんどん上がってしまうのです!(なので実は「ウットリ禁止令」がいちばんキツかったかも、です)



次回は初日午後のレッスンの様子をお伝えいたします♪





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# by laec-fleuriste | 2013-09-02 21:44 | 日々の出来事