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小さな花アトリエ、ラムール・アン・カージュのブログです。アトリエでの日々のこと、フランススタイルのお花について綴ります。


by laec-fleuriste
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8月のこの暑い日々の中でも、
アトリエの移転先の工事・作業は続いています。

私もお手伝いしたいことはたくさんあるのですが、工事現場に夏休み中の娘を連れて行くことができず、結局ほとんどお手伝いができないまま、非常に歯がゆい思いで過ごしております。

猛暑の中、作業をしてくださっている方々に只々申し訳ない思いでいっぱいです…。

これからのラムール ─ その1_b0277166_21235718.png


これからのラムール ─ その1_b0277166_21242647.png


これからのラムール ─ その1_b0277166_21244720.png

       黙々と続く作業。関わって下さっている全ての方に頭が下がります。




さて、工事は着実に進み、8月中には全ての作業がほとんど終わりそうな雰囲気ですが…

今回の移転に伴い、先月からずっと、私の頭の中は色々な思いに溢れかえった状態になりました。それは正直、私自身も全く予想していなかったような精神状態の変化。

そのせいで、私を支えてくださっている方々にご迷惑をたくさんかけてしまいました。自分の意思・意見をはっきりと伝えることができないまま、結局周りの人々のお力をお借りしたままで今日に至っています。自分としてももどかしく、とても歯がゆく、でも急に明確な答えが出るわけでもなく…

悶々とした毎日。

そんな状態の中、娘も夏休みに入り、花のことだけを考えていられる日々ではなくなってしまいました。

(今回は少しお話が長くなりそうです。私事で恐縮ですが、次回に続きます。)





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# by laec-fleuriste | 2013-08-13 21:44 | 日々の出来事
今日のレッスンではパニエ・コンポジションを制作していただきました。

アジサイとファーマのコンポジション_b0277166_21334259.png


お花はアジサイとスカビオサ"ファーマ"の2種類のみ。
とてもシンプルな花材の組み合わせです。

コンポジション制作にはブーケとはまた違った繊細な作業の積み重ねがあるわけですが…
大きい作品を作るとなると、長い時間集中力を保たなければならないのでとても大変だと思います。

生徒様のクセや、ちょっとご苦労されているポイントをきめ細かくチェックしながらも、
生徒様が心からお花を楽しめるお時間をご提供できるようにしっかりとサポートし、
私は更に神経を研ぎすまして、自分自身のスキルももっと上げていかないと、といつも考えています。

新しいラムールをスタートさせる前に、考えなければならないことが山ほどある…そんな毎日を過ごしております。





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# by laec-fleuriste | 2013-08-08 21:34 | お花のお仕事

久しぶりの雰囲気に…

カフェオープンのお祝いにご注文いただきましたギフトフラワー。

久しぶりの雰囲気に…_b0277166_17431030.png


ダークブラウンのテーブルのセンターに飾られるので明るいお色味のご希望であるとのこと、また"ひねり"のあるデザインよりもシンプルにお花のキレイさが伝わるデザインが良いとのことでしたので、大人の女性が好まれる華やかな雰囲気に仕上げることにしました。

この暑い時期のオーダーですので、花材も花持ちの良さを重視してお選びしました。
ご依頼主様にお渡しした際はとても喜んでいただけたご様子でしたのでホッとひと安心。


それにしても今回のようなクラシックなデザインの花器に活けるのは実に久しぶり…。
(通常のラムールのギフトフラワーの花器は黒ブリキが定番です。)
活け方も普段自分が好むスタイルではなくて、敢えてちょっと"古め"のロマンティックさを醸し出すように活けてみました。

…そのせいか作業中は何となく照れくさい気分にもなったり…。
ロマンティックな作風は好きですが、こういう路線のロマンティックさは最近ご無沙汰でしたので、ある意味新鮮な気持ちにもなりました。(←結局最後まで照れ隠しですね、コレは。)

久しぶりの雰囲気に…_b0277166_17455951.png






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# by laec-fleuriste | 2013-08-07 17:46 | お花のお仕事
本日のヴィヴァントクラスはコンポジションレッスンの日。
長方形の黒ブリキの花器に「夏の庭」をイメージして活けていただきました。

テナチュールのある夏の庭_b0277166_17462940.png



落ち着いた大人色のテナチュールをメインに、アジサイ、サンデルシー、実ものを合わせて…。

シックな色合いの花材がほとんどですが、クレマチスとサンデルシーが見せるほのかな"白"が作品に爽やかさを添えてくれます。





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# by laec-fleuriste | 2013-08-06 17:50 | お花のお仕事

繊細な手が紡ぐもの。

先日、部屋を掃除している時に久しぶりに出してみた、
棚の奥に大切に大切に保管してあったもの。

繊細な手が紡ぐもの。_b0277166_18151386.png

        写真のレースは習い始めたばかりの頃に作ったトーションレース。
        ハンカチの縁の部分のデザインです。


…娘を出産する前まで続けていたボビンレース。

レースには実に様々な種類があり、
産地によって技法・デザインの特徴があるので
アンティークレースなどは知れば知るほど奥深い世界です。

私が学んだレースはベルギーのボビンレース。
たった3つのステッチの組み合わせで、
あらゆるモチーフをデザインすることができます。

たった3つ。
でも、可能性は無限大。
まさに幾何学の小宇宙とも言える世界だと思います。

繊細な手が紡ぐもの。_b0277166_18314632.png


花に触れるようになって、
改めて手織りのレースの繊細な魅力に気付かされます。

現在私たちが手にするレースはほとんどが機械織りのレースです。
機械生産のレースは力のかかりが均等なため、
レース独特の糸運びの風合いを表現することはできません。
(そのため糸がぺったりとして、平面的な仕上がりになってしまいます。)

人間の手が生み出す、麻糸が見せる繊細な表情の機微…。

生花に触れる時、
ブーケを束ねる時、
同じように人間の手の繊細さが、花に新たなニュアンスや表情を添えてくれる…。

レースを見つめていたら、
ブーケの美しさも
人間の手が紡ぎだすレースの繊細さに似ている部分があるな〜、と感じました。
(と同時に、私の手はまだまだ繊細さに欠けているので、日々努力を重ねないと!と思います…汗;)





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# by laec-fleuriste | 2013-08-04 19:04 | 日々の出来事